2015/04/09

R 16

16 R16

Alt Tempelhof, クジのアルファベットは南北、数字は東西の位置を決めるんだけど、フィリップが地図のほぼ真ん中である16を引く。でもって私がRを引く。ここのところ行ったことのある数値の近くが当たってるけど、今回は以前訪れたR17の真横。しかもその時R16の中も歩いてるし・・・。なんでR当てるかな~と愚痴をこぼされるがこればっかりは仕方がない。でも『何処が当たろうとつまらないことはない』をモットーに出発。

 

Alt tempelhof 01

 

Alt tempelhof 02

 

Alt tempelhof 04

前回来たときはどんよりと暗かったなぁ。

 

Alt tempelhof 03

 

Alt tempelhof 05

 

Alt tempelhof 06

Ufa-Fabrik, 以前は映画のフィルムを複製していた工場が文化施設になったところ。広い敷地内には学校やスポーツ教室があったり、ミニシアター、カフェなどもある。ここはパンを焼いている工房。

 

Alt tempelhof 07

美味しそう!美味しいにきまってる! 

 

Alt tempelhof 08

 

Alt tempelhof 09

真ん中が小学校で、左右対称に同じ設計の住宅建物が並んでいる。

 

Alt tempelhof 10

 

Alt tempelhof 11

私にはさっぱりなのが、何処でも見かけるこのパステルカラー調の色と配色。本当センスないと思う。外壁を新しく塗り替える時になんでこの色を選ぶんだろう。しかも色の組み合わせが最悪。半年以上どんより暗いベルリンの景観を考慮して”少しでも街に彩りを!”ということなのかな?にしてもこの突拍子もない色使い。見かける度に残念だと思う。

 

Alt tempelhof 12

 

Alt tempelhof 13

Marienhöheという小高い丘を登る。第二次世界大戦後、瓦礫や破損物をここに持ってきて埋め立てたので更に小高くなったらしい。

 

Alt tempelhof 15

これは三角点という測量法で定められている測量標の一つ(ヴィキペディアより)の記念碑。元々ここにあった三角点も瓦礫埋め立てで本来の位置を失ってしまったので、以前ここに三角点がありましたよ!ということを示すもの。でもここを訪れる一般市民のうちどれだけの人が三角点そのものを知ってるんだろうか?しかもそれがあった記念碑という間接的且つかなりマニアックな物で、逆に好感もてる。うふっ、ドイツだな〜。

 

Alt tempelhof 14

 

Alt tempelhof 16

 

Alt tempelhof 17

ブルドーザーが給油してるところって初めて見たかもしれない。

 

Alt tempelhof 18 

 

Alt tempelhof 19

Natur-Park Schöneberger Südgelände, 元は鉄道の操車場で50年以上放置されてたけど、90年代終わりに自然公園として生まれ変わったところ。

 

Alt tempelhof 20

線路の間から普通に樹々が生えているのを見ると歳月の重みをずっしり感じる。かなり強烈なインパクト。

 

Alt tempelhof 21

 

Alt tempelhof 24

 

Alt tempelhof 23

 

Alt tempelhof 22

このおばあさん、自転車でふらっと来て私達のように写真をしっかりしたカメラで撮っていた。何十年後かの私?

 

Alt tempelhof 25

いいよねぇ、蒸気機関車。でも私には車輪の赤がちょっときつすぎるかな。ネットで以前の写真を見ると、色を塗り直す前の錆びれ具合が周りの樹々と相まってなんとも言えなく良い。一気にタイムスリップできる。お化粧直しするのは雨風から守る役割があるのは承知だけど、ただ新しい色を上から塗るのではなく古さを見せながら保護するってこともできるはず。でも私の意見は少数派なんだろうな。

 

Alt tempelhof 26

 

Alt tempelhof 27  

 

Alt tempelhof 28

給水塔から北側を撮った当時の写真。私達が歩いてきたこの写真の反対側も結構あるし、どんだけ広いんだか。

 

Alt tempelhof 29

 

Alt tempelhof 30

自然保護のために歩道を少し高くしている。この錆びた鉄で作った歩道は景観の邪魔にならないし、上手い具合に新旧を交えててすごく良いと思う。

 

Alt tempelhof 31

 

Alt tempelhof 32

 

Alt tempelhof 33

何かの跡地を再利用する際に、なんとか原型を維持しようと考えているプロジェクトの中ではセンスのある残しかただと思う。って私、すごい上から目線だな。

冬だから日が陰るのが早い。この寒い日暮れ時の寂しい感じも悪くないけど、ここは春から夏にかけて訪れたい。デートでもいいだろうし、誰かがベルリンへ来たら見せたいなぁと思う場所でした。

 

Alt tempelhof 34

手足がすっかり冷えてしまったのでSüdkreuz駅近くのカフェに寄る。イタリア人のやっているお店だったので、私好みのとろりとしたホットチョコレートがあって嬉しかった。Café Peppe  

2015/03/24

E 19

15 E19

Heinersdorf, 今回は一番最初の散歩で行ったF20の斜め上。14度目にもなると、以前訪れた近くが当たる確立も増えてくるのかな?しかし『どこが当たろうとつまらないことはない』と前回学んだし、うふふ、ちょっと余裕がでてきてる私。

数値の中にある駅はPankow-Heinersdorf。ネットでPankow Hein・・と入力していると、すぐPankow Heinersdorf Ruineと出てくる。どうやら有名な廃墟があって、機関車トーマスにでてくるような操車場が残っているらしい。ということで、今回は廃墟訪問です。久々に義母も一緒。廃墟とか楽しんでくれるかな~とちょっと不安だったので、前もって説明しないで出発!

 

Heinersdorf lokschuppen 01

駅を降りるとすぐにこの建物が見える。機関庫だったこの建物は有形文化財に登録されてるけど、1995年に閉鎖して以来放置されっぱなし。でも大型家具チェーン店のオーナーがここ一帯を買い取り、学校やショッピングセンターを兼ねた住宅地を提案してるけど、この地区の行政と折り合いがつかず、かれこれ10年以上計画は宙ぶらりん状態。

 

Heinersdorf lokschuppen 02

 

Heinersdorf lokschuppen 03

ひろ〜い。私、鉄道ファンでもなんでもないけど、昔は24本ものレールが放射状に敷かれてて機関車が真ん中で回転してたかと思うと、結構ぐっとくるものがある。

 

Heinersdorf lokschuppen 04

 

Heinersdorf lokschuppen 05

 

Heinersdorf lokschuppen 06

何で開発計画が実行されないのか?ちょっと調べてみると、どうやら巨大ショッピングセンター案がネックになっているみたい。そもそも大型家具店のオーナーが土地を購入した時点で慈善事業じゃないことは百も承知だけど、でもね、このプロジェクトのサイトを訪れ計画予定図を見ると、家具店が大きいのはまあ分かるとして、隣りのショッピングセンターも異様にでかい。行政としては街中と同規模のショッピングセンターなんて要らん!地元の小売店を潰す気か?彼らにチャンスを与えるべきだ!と。たしかに、住宅・学校案はおまけにすぎず、家具店への客寄せの為ショッピングセンターを大きくしたいのは一目瞭然で、いくら投資者でもちょっとなり振り構わず過ぎやしないか?って思う。

 

Heinersdorf lokschuppen 07

街一つ造ってしまうほどの影響力を持っているのに、目先の自己利益だけで何処にでもあるようなショッピングセンターを作り、その周辺がどうなろうとおかまいなしって、なんだかお粗末な未来像だなって思ってしまう。これじゃあ行政が首を縦に振らないのも分かる気がする。私には全く関係のない都市開発計画だけど、どこで折り合いをつけるのか興味深い。っていうか、廃墟を訪れ都市計画の方に興味を持つ私も大人になったというか歳をとったなって思う。

 

Heinersdorf lokschuppen 08

更に奥へ行くとある扇形庫。計画だとここに学校を新設する予定となっている。こっちは有形文化財に認定されてないのかな?こんな素晴らしい扇型の建物なんてもう建設されないだろうし、この建物そのものを修復して学校にできないんだろうか?と思ってしまう。残して欲しいなぁ。

 

Heinersdorf lokschuppen 10

 

Heinersdorf lokschuppen 11

 

Heinersdorf lokschuppen 09 

 

Heinersdorf lokschuppen 12

 

Heinersdorf lokschuppen 13

この転車台もそのまま池にするとか、 水を抜いて花壇にするとか・・・できないものかな?

 

Heinersdorf lokschuppen 14

 

Heinersdorf lokschuppen 16

二つの廃墟の間にある、比較的新しい建物の廃墟。作業員の施設だったんだと思う。

 

Heinersdorf lokschuppen 15 

 

Heinersdorf lokschuppen 17

 

Heinersdorf lokschuppen 18

 

Heinersdorf lokschuppen 19

夕方になっても撮影する人は耐えない・・・。

 

Heinersdorf lokschuppen 20

久々に素晴らしい廃墟を見たし、お義母さんも楽しんでくれたので良かった。うちの近所の廃墟も何かしら撮影してるけど、こっちは知名度もスケールも違って撮影し甲斐のあるロケーション。私も写真を撮ってる途中からお腹いっぱいですというくらい充分雰囲気を堪能しました。昼間だったら廃墟独特の不気味さはなく、というかむしろ週末で天気が良かったこの日は人が多く、相手の写真に入らないよう気をつけながら撮るほどの撮影ラッシュ。その反面、警察もよく巡回しているとどこかのサイトで読んだし、何処の廃墟だろうと自己責任で行くのは当然のこと!です。

 

Heinersdorf 01

 

Heinersdorf moschee 01

2008年に開設した、旧東ベルリン側に初めてできたモスク。開くにあたっては地元の人の反対がかなりあったらしい。ここはイスラム教の女性達の寄付金によって建てられたのでモスクとしては珍しく女性がドームの真下(上の階)で、男性が下の階でお祈りすることになっている。

 

Heinersdorf moschee 03

偶然子供を連れた若い男性に会い、彼がモスクの中を案内してくれた。無理強いせずスマートに中を見せてくれる。地域住民と打ち解け、全てを快く見せるのは彼らの心得としてるところなんだと思う。

 

Heinersdorf moschee 02

 

Heinersdorf moschee 04

 

Heinersdorf 02

すごい豪華な名前の交差点。タクシーに乗って『フィガロ通り○番まで』って言ってみたい。でも名前負けしてる通りだった。

 

Heinersdorf 03

 

Heinersdorf 04

お義母さんがご馳走してくれるというので、大好きなレストランへ行く。

 

Heinersdorf 05

機関庫、素晴らしかったな〜。有形文化財がゆえに壊すに壊せず、廃墟になって手つかずになる建造物はよくある。廃墟の再利用って利益を考えたら採算があわないものだと思う。だからこそ、そういう部分は市が援助するべきなんだけど貧しいベルリンにはそう簡単な問題ではない。今後どうなるにしろ崩れかけた廃墟も歴史の一部なので、あの雰囲気を少しでも残しつつ修復してほしいと切に願う。