2014/12/28

O 21

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Alt Treptow ご近所が当たった。普段の散歩でもよく行ってるので正直ワクワク感はない。でもそれなりに面白いところはあるので、今回はそれを見つつもう少し先まで行ってみることに。

 

Ostkreuz Ruin01

この中途半端に放置された手前と右奥に見える廃墟建物。以前はここ一帯がガラス瓶製造工場だったらしく、その一部であるこのニ練だけが残っている。たまにこの空き地に移動サーカスがやって来て象やアルパカがいたり、若者が廃墟で宴をしたりと程よい使い心地が気に入ってるんだけど、廃墟の横は建設ラッシュ。新興住宅がガンガン建ちはじめてる。

 

Ostkreuz Ruin03

 

Ostkreuz Ruin06

 

Ostkreuz Ruin04

 

Ostkreuz Ruin07

 

Ostkreuz Ruin13

建設ラッシュの一角、この建物はFlaschenturmといってビールを瓶につめる作業をした工場だったらしい。長いこと廃墟になってたみたいだけど、私がここに越してきたばかりの頃ちょうど改築中だった。今はと~っても高級な集合住宅になっております。

 

Ostkreuz Ruin08

こっちの廃墟は工場の事務所だったもの。よく見たら建物の端が崩れかけてて、いよいよ解体!?重要文化財として保存は?と思ったら、この崩れた部分は全て撮影用に造られたもの。

 

Ostkreuz Ruin09

裏に廻ると外壁がカキワリだと分かる。すごーくよく出来てて本家と一体化してる。おじさんがグラフィティーを塗り直してたり、かなり手の込んだセット作り。なんのセットか気になるので調べたけど残念ながら手がかりなし。

 

Ostkreuz Ruin10

椅子に座ってる人、監督さん?

 

Ostkreuz Ruin11

廃墟の周りがじわじわと整備されつつあるので、この雰囲気がなくなるのも時間の問題かと危惧している。でも建物自体は2練とも重要文化財に登録されてました。少なくとも建物は残るけど、いずれこの周りに新しい住居が建てられるのかな?

 

Soviet War Memorial01

 

Soviet War Memorial02

ソビエト戦勝記念碑 数年前、友達夫婦が日本から訪れてくれた時にここを案内したんだけど、季節は12月。どっぷり暗く寒い時期でちょっと雰囲気重すぎたかな?もっと楽しいところに連れてってあげれば良かったなと思う。でもベルリンで楽しい所ってどこ?よく考えるとこの街の見どころって戦争に関連してるものが多いから、名所ほど重い歴史に触れることになる。でもこの日は秋晴れの暖かい日で、同じ場所でも雰囲気が全く違った。

 

Soviet War Memorial03

 

Soviet War Memorial04

自転車で市内巡りをするツーリスト達。ここも一応観光スポットの一つなんだろうな。

 

Soviet War Memorial05

 

Soviet War Memorial06
 

Soviet War Memorial07

 

Soviet War Memorial08

 

Treptow Park01

 

Sternwarte01

Archenhold Sternwarte 長い天体望遠鏡がある天文台。サイトを見ると同じ種類で現存している物の中では地球一長い望遠らしい。世界一でなく”地球一”って書くこだわりが面白い。

 

Sternwarte03

 

Sternwarte04

 

Sternwarte05

手前のカップラーメンの容器で作ったような模型はおいといて、その後ろにあるのは月球儀。実は欲しかったりする。

 

Spreepark 01a

ベルリンの廃墟の中でも特に有名なシュプレーパーク遊園地。すごい、日本語での情報がある!

 

Spreepark 02

ベルリンが特別なのか、私から見ればどこの廃墟も管理がいい加減。野ざらし状態のものが多い。この遊園地に関しては、以前の柵なんてあってないに等しいほどお粗末な物だったから出入り自由な感じだった。春頃から新しい柵を作りはじめ今では園の周り全てが囲まれたけど、8月に酔っぱらった若者による放火で火災が起こり一部焼失。廃墟をこっそり訪れるのが魅力的なのは分かる。だからこそ火災なんか起こさないで欲しかったなぁ、このバカたれが。

 

Spreepark 03

あの機関車で廃墟の園内を一周できたのが懐かしい・・・。

 

Spreepark01

ここでイベントがあった時に、偶然立ち寄って撮った園内の写真。

 

Spreepark02

 

Spreepark03

 

Spreepark05

以前は月一だったか?公開日があり、園内ガイドツアーもあったけど今は中に入れない。でもこれは火災のせいでなく市がここを買い取ったからで、目下跡地をどうするか検討中。ここまで大規模でなくてもまたレジャー施設にするという案が濃厚だけど、どうなることやら。

 

Treptow Park03

 

Treptow Park04

 

Alte Treptow01

この橋、今は歩道橋だけど以前は鉄道だった場所。

 

Alte Treptow02

元線路だったところが遊歩道になっている。このまま進むと終発駅だったゴーリッツァーバーンホフ公園へ自然と入る。ここを走ってた鉄道は1866年に設立されたもので、以前はウィーンまで運行してたらしい。写真に映ってない反対側は寸詰まりで遊歩道としては続いてないんだけど、なんか今立っているこの道が昔はウィーンまで続いてたのかと思うとワクワクする。

 

Alte Treptow03a

少し高台になってる地形や緩いカーブが線路だった頃の面影を残している。まだこの部分は旧東だけどもう少し先へ行くと運河があり、そこが戦後の元国境。運河にかかってる橋を渡ると旧西側クロイツベルク地区へと入る。今は普通に歩けるしここから公園まで5分もかからないけど、昔は渡ることができなかったんだなぁと思うと、これまた感慨深くなる。

遊歩道の両側に見える住宅街の雰囲気が変わっていくのを見るのも楽しいし、この道一つとってもこんなに歴史があって近所の散歩道では一番好きなところかも。公園の周りにはたくさんのカフェがあり活気ある場所なんだけど、それはまたいつか。その区域がクジで当たったら出向こうと思う。当たるかな~。

日も陰ってきたし家へ帰ることにする。