Alt Tempelhof, クジのアルファベットは南北、数字は東西の位置を決めるんだけど、フィリップが地図のほぼ真ん中である16を引く。でもって私がRを引く。ここのところ行ったことのある数値の近くが当たってるけど、今回は以前訪れたR17の真横。しかもその時R16の中も歩いてるし・・・。なんでR当てるかな~と愚痴をこぼされるがこればっかりは仕方がない。でも『何処が当たろうとつまらないことはない』をモットーに出発。
前回来たときはどんよりと暗かったなぁ。
Ufa-Fabrik, 以前は映画のフィルムを複製していた工場が文化施設になったところ。広い敷地内には学校やスポーツ教室があったり、ミニシアター、カフェなどもある。ここはパンを焼いている工房。
美味しそう!美味しいにきまってる!
真ん中が小学校で、左右対称に同じ設計の住宅建物が並んでいる。
私にはさっぱりなのが、何処でも見かけるこのパステルカラー調の色と配色。本当センスないと思う。外壁を新しく塗り替える時になんでこの色を選ぶんだろう。しかも色の組み合わせが最悪。半年以上どんより暗いベルリンの景観を考慮して”少しでも街に彩りを!”ということなのかな?にしてもこの突拍子もない色使い。見かける度に残念だと思う。
Marienhöheという小高い丘を登る。第二次世界大戦後、瓦礫や破損物をここに持ってきて埋め立てたので更に小高くなったらしい。
これは三角点という測量法で定められている測量標の一つ(ヴィキペディアより)の記念碑。元々ここにあった三角点も瓦礫埋め立てで本来の位置を失ってしまったので、以前ここに三角点がありましたよ!ということを示すもの。でもここを訪れる一般市民のうちどれだけの人が三角点そのものを知ってるんだろうか?しかもそれがあった記念碑という間接的且つかなりマニアックな物で、逆に好感もてる。うふっ、ドイツだな〜。
ブルドーザーが給油してるところって初めて見たかもしれない。
Natur-Park Schöneberger Südgelände, 元は鉄道の操車場で50年以上放置されてたけど、90年代終わりに自然公園として生まれ変わったところ。
線路の間から普通に樹々が生えているのを見ると歳月の重みをずっしり感じる。かなり強烈なインパクト。
このおばあさん、自転車でふらっと来て私達のように写真をしっかりしたカメラで撮っていた。何十年後かの私?
いいよねぇ、蒸気機関車。でも私には車輪の赤がちょっときつすぎるかな。ネットで以前の写真を見ると、色を塗り直す前の錆びれ具合が周りの樹々と相まってなんとも言えなく良い。一気にタイムスリップできる。お化粧直しするのは雨風から守る役割があるのは承知だけど、ただ新しい色を上から塗るのではなく古さを見せながら保護するってこともできるはず。でも私の意見は少数派なんだろうな。
給水塔から北側を撮った当時の写真。私達が歩いてきたこの写真の反対側も結構あるし、どんだけ広いんだか。
自然保護のために歩道を少し高くしている。この錆びた鉄で作った歩道は景観の邪魔にならないし、上手い具合に新旧を交えててすごく良いと思う。
何かの跡地を再利用する際に、なんとか原型を維持しようと考えているプロジェクトの中ではセンスのある残しかただと思う。って私、すごい上から目線だな。
冬だから日が陰るのが早い。この寒い日暮れ時の寂しい感じも悪くないけど、ここは春から夏にかけて訪れたい。デートでもいいだろうし、誰かがベルリンへ来たら見せたいなぁと思う場所でした。
手足がすっかり冷えてしまったのでSüdkreuz駅近くのカフェに寄る。イタリア人のやっているお店だったので、私好みのとろりとしたホットチョコレートがあって嬉しかった。Café Peppe