Kladow, Q2ってことは地図の左端。Havel川の向こう岸、そしてまた元国境付近。まずは、どうやって行くんだ?と地図を見たら川を渡る連絡船があってしかも電車の切符で渡れるらしい。散歩というよりはちょっとした遠足気分。お弁当を持って出かける。
どこかで見たことがあるロゴ。調べたらオリジナルはChiemseeというスポーツウェアのレーベルだった。
いづれ行きたいteufelsbergが遠くに見える。行きたきゃクジに関係なくそこへ出向けばいいだけの話なんだけど、時間があるとやっぱり行き当たりばったりに魅力を感じクジを引いてしまう。だからいつか当たるといいなぁ。
なんだか重装備なセキュリティー。このお家、セキュリティーの学校でした。教材の一つなんだろうね。
いつも国境付近が当たるので様々な元国境ポイントを知ることになる。この赤色の線は元壁があったところ。私達は黄色い線のMauerweg=壁の道を北上していくことに。
遊歩道の手前に歩道と同じ幅の石畳がうっすら見える。この位置は旧東側の壁の内側だったところだから監視の人達が使ってた道かな?今はなんてことない平凡な遊歩道なのに、26年前は左右で違う国だったと思うと凄いよね。
Gross Glienickerという湖の淵に辿り着く。この湖は南北に細長くあるんだけど、湖の真ん中を国境が縦断してたらしい。
湖の脇を北上していったら砂浜に辿り着いた。まだ冷たかったのかな?この女性10秒ぐらい泳いですぐ戻ってきた(笑)。
向こう岸は旧東ドイツ。国が分かれてた頃、東側は湖の淵を全て壁で覆い、西側は夏は水浴、冬は凍った湖面でスケートと市民の憩いの場だったらしい。西側から撮った当時の写真を見つけたんだけど、対岸にある壁の景観がなんともいえない・・・。
さて、そろそろ帰ろう。また船に乗って向こう岸へ。
鳥も巣に戻りはじめた。
今回は特に何を見たという感じではなかったけど船に乗ったことでちょっとした旅気分だった。やっぱり水の上はどこか気分を高揚させる。
それにしても今回”国境”って何度書いたかしら?旧東側の人はあんな綺麗な湖の近くに住んでいても近寄れず、壁が崩壊するまで湖を見ることさえなかったって想像するだけもすごい世界。元国境付近はどの場所もそういう不条理なことが多くそれはそれで面白い発見なんだけど・・・とにかくこの散歩、国境付近当たり過ぎ!