2015/04/24

G 20

17 G20

Weissensee, 何か磁気なり引き寄せるものがあるのだろうか?ここ何回か立て続けに、以前行った所の斜め上なり真横なり、今回も一番最初に行ったF20の真下。しかもその区域は集中して3カ所目。Gにいたっては4度目!30 x 23で690ものブロックがあるのに、どうしてこうも同じ区域ばかり当たるんだろうか?

でもこれが運なんだから仕方がない。けど不思議・・・。

 

Weissensee2 01

 

Weissensee2 02

 

Weissensee2 03

 

Weissensee2 04

 

Weissensee2 05

 

Weissensee2 06

 

Weissensee2 07

 

Weissensee2 08

 

Weissensee2 09

Der Jüdische Friedhof Weissensee, ヨーロッパ最大のユダヤ人墓地。1880年に設立され激動の時代を駆け抜け現存している。一番最初に思うのは、ナチスによって多くのユダヤ人墓地が破壊されてるのに、何故ここは壊されなかったのか?ってこと。調べていくうちに、この墓地についてのドキュメンタリー映画に辿り着く。その中で当時のことを知っている人が、噂によるとナチスがこの墓地にはゴーレムがいるという迷信を信じ手をださなかったとかなんとか・・・。話としては面白いけど、ナチスにそんな可愛げがあるとは思えない。別の人は、戦争がもっと長引いていたら分からなかったけどここを壊すまで手が廻らなかったのでは?とのこと。こっちの方が説得力ある。

 

Weissensee2 10

 

Weissensee2 11

 

Weissensee2 13

男性訪問者のみ帽子を持参してない場合は、写真の後方にいる男性のように入口でこの帽子を借りて被らないといけない。帽子持参しててよかった~とフィリップは言ってたけど、ちょっと被ったところを見たかった気もする。

 

Weissensee2 14 

 

Weissensee2 12

 

Weissensee2 16

 

Weissensee2 15

日本と違って墓地は公園のように散歩するところ。私達もこの行き当たりばったりの散歩で幾つかの墓地を訪れている。でもここはとにかく広くて、後で地図を見たら敷地の半分も歩いてなかったみたい。

 

Weissensee2 17

 

Weissensee2 18

 

Weissensee2 19 

 

Weissensee2 20

 

Weissensee2 21

街中で気になる建物、特に手つかずになっている小ぶりの元工場や工房などを見ると、二人の間で『もしもここに住めるなら住む?』と想像するのがお決まりになっている。で、ここはというと、建物は修復したら面白くなりそうだけど立地があんまり良くなかったかな?って、言う分にはタダだからね。私達の地味で暗い、でも楽しい趣味の一つ。

 

Weissensee2 22

F20の散歩でこのアイス屋さんを訪れたなぁ。げつよう散歩を始めて一年経ちました。感慨深い。

 

Weissensee2 23

 

Weissensee2 24

話はユダヤ人墓地に戻り、ドキュメンタリーの中で、設立当時からいづれは墓地を横断する道路計画があるのは承知してたので、その部分は最初から墓碑を建てずにおいてたんだけど、激動な時代のせいか道路が建設されることはなく、でも70年代にまた話が浮上した際に当時の東ドイツ首相ホーネッカーが、歴代の統治者達が建設しなかったんだから私達が造る必要はないといってそのプラン自体を破棄したらしい。お見事!だから森のように広大な墓地が残っているのね。

 

Weissensee2 karte

それで思い出したのは、友達が私達のこの散歩を考慮してクリスマスにくれた1946年のベルリン地図。ふと思い出してそれを見たら、墓地の中を点線で道が横断してた!ドキュメンタリー映画は墓地のことを更に興味深くしてくれたし、友達の気の利いたプレゼントにも感謝!

 

 

2015/04/09

R 16

16 R16

Alt Tempelhof, クジのアルファベットは南北、数字は東西の位置を決めるんだけど、フィリップが地図のほぼ真ん中である16を引く。でもって私がRを引く。ここのところ行ったことのある数値の近くが当たってるけど、今回は以前訪れたR17の真横。しかもその時R16の中も歩いてるし・・・。なんでR当てるかな~と愚痴をこぼされるがこればっかりは仕方がない。でも『何処が当たろうとつまらないことはない』をモットーに出発。

 

Alt tempelhof 01

 

Alt tempelhof 02

 

Alt tempelhof 04

前回来たときはどんよりと暗かったなぁ。

 

Alt tempelhof 03

 

Alt tempelhof 05

 

Alt tempelhof 06

Ufa-Fabrik, 以前は映画のフィルムを複製していた工場が文化施設になったところ。広い敷地内には学校やスポーツ教室があったり、ミニシアター、カフェなどもある。ここはパンを焼いている工房。

 

Alt tempelhof 07

美味しそう!美味しいにきまってる! 

 

Alt tempelhof 08

 

Alt tempelhof 09

真ん中が小学校で、左右対称に同じ設計の住宅建物が並んでいる。

 

Alt tempelhof 10

 

Alt tempelhof 11

私にはさっぱりなのが、何処でも見かけるこのパステルカラー調の色と配色。本当センスないと思う。外壁を新しく塗り替える時になんでこの色を選ぶんだろう。しかも色の組み合わせが最悪。半年以上どんより暗いベルリンの景観を考慮して”少しでも街に彩りを!”ということなのかな?にしてもこの突拍子もない色使い。見かける度に残念だと思う。

 

Alt tempelhof 12

 

Alt tempelhof 13

Marienhöheという小高い丘を登る。第二次世界大戦後、瓦礫や破損物をここに持ってきて埋め立てたので更に小高くなったらしい。

 

Alt tempelhof 15

これは三角点という測量法で定められている測量標の一つ(ヴィキペディアより)の記念碑。元々ここにあった三角点も瓦礫埋め立てで本来の位置を失ってしまったので、以前ここに三角点がありましたよ!ということを示すもの。でもここを訪れる一般市民のうちどれだけの人が三角点そのものを知ってるんだろうか?しかもそれがあった記念碑という間接的且つかなりマニアックな物で、逆に好感もてる。うふっ、ドイツだな〜。

 

Alt tempelhof 14

 

Alt tempelhof 16

 

Alt tempelhof 17

ブルドーザーが給油してるところって初めて見たかもしれない。

 

Alt tempelhof 18 

 

Alt tempelhof 19

Natur-Park Schöneberger Südgelände, 元は鉄道の操車場で50年以上放置されてたけど、90年代終わりに自然公園として生まれ変わったところ。

 

Alt tempelhof 20

線路の間から普通に樹々が生えているのを見ると歳月の重みをずっしり感じる。かなり強烈なインパクト。

 

Alt tempelhof 21

 

Alt tempelhof 24

 

Alt tempelhof 23

 

Alt tempelhof 22

このおばあさん、自転車でふらっと来て私達のように写真をしっかりしたカメラで撮っていた。何十年後かの私?

 

Alt tempelhof 25

いいよねぇ、蒸気機関車。でも私には車輪の赤がちょっときつすぎるかな。ネットで以前の写真を見ると、色を塗り直す前の錆びれ具合が周りの樹々と相まってなんとも言えなく良い。一気にタイムスリップできる。お化粧直しするのは雨風から守る役割があるのは承知だけど、ただ新しい色を上から塗るのではなく古さを見せながら保護するってこともできるはず。でも私の意見は少数派なんだろうな。

 

Alt tempelhof 26

 

Alt tempelhof 27  

 

Alt tempelhof 28

給水塔から北側を撮った当時の写真。私達が歩いてきたこの写真の反対側も結構あるし、どんだけ広いんだか。

 

Alt tempelhof 29

 

Alt tempelhof 30

自然保護のために歩道を少し高くしている。この錆びた鉄で作った歩道は景観の邪魔にならないし、上手い具合に新旧を交えててすごく良いと思う。

 

Alt tempelhof 31

 

Alt tempelhof 32

 

Alt tempelhof 33

何かの跡地を再利用する際に、なんとか原型を維持しようと考えているプロジェクトの中ではセンスのある残しかただと思う。って私、すごい上から目線だな。

冬だから日が陰るのが早い。この寒い日暮れ時の寂しい感じも悪くないけど、ここは春から夏にかけて訪れたい。デートでもいいだろうし、誰かがベルリンへ来たら見せたいなぁと思う場所でした。

 

Alt tempelhof 34

手足がすっかり冷えてしまったのでSüdkreuz駅近くのカフェに寄る。イタリア人のやっているお店だったので、私好みのとろりとしたホットチョコレートがあって嬉しかった。Café Peppe